デトロイト・メタル・シティ(2008)
http://www.go-to-dmc.jp/
監督: 李闘士男
原作: 若杉公徳 (白泉社『ヤングアニマル』連載)
        デトロイト・メタル・シティ 1 (1) (ジェッツコミックス)
脚本: 大森美香
音楽: 服部隆之  映画「デトロイト・メタル・シティ」サウンドトラック
出演: 松山ケンイチ (根岸崇一=ヨハネ・クラウザーII世)
  松雪泰子 (デスレコーズ社長)
  ジーン・シモンズ(ジャック・イル・          ダーク)
  加藤ローサ (相川由利)
  宮崎美子 (根岸啓子)
  秋山竜次 (西田照道=カミュ)
  細田よしひこ  (和田真幸=ア        レキサンダー・ジャギ)
  大倉孝二 (DMCのファン)
  岡田義徳 (   〃   )
  鈴木一真 (アサトヒデタカ)     高橋一生 (佐治秀紀)
  大地洋輔 (MC鬼刃)     大谷ノブ彦 (DJライカ)
(2008年 日本)

 大分の静かな町から上京し、渋谷系のお洒落なポップスを演るミュージシャンを目指していた根岸崇一。。
なのに、何故か成り行きでデスメタルバンドのボーカル「ヨハネ・クラウザーU世」になってしまい、所属事務所の女社長に脅されやめることも出来ず、まして目指す音楽の夢は捨てきれない。
だけど実は、彼の中にはデスメタルのカリスマとしての大いなる才能が秘められている・・・ようだ。
彼はまだ、自分の才能にまったく気づいていないのだけど・・・。
そんな状況の中で狂信的ファンの期待に後押しされ、女社長の暴力に脅えながら、クラウザーさんこと根岸君はその二重生活の中で次々とありえないトラブルに巻き込まれていくのだ。

・・・という設定だけでも、かなり楽しい。
原作はコミックスだから音は聞えないけれど、アニメや映画ではDMC(デトロイト・メタル・シティ)の名曲(?)もちゃんと聞ける。
これがいかにもな感じでなかなかノリの良い曲。
ますますDMCのファンが増えるかも。

 クラウザーさん役の松山ケンイチは、気弱で優しい根岸青年とバッチリメイクしてカリスマになったクラウザーさんとをすっかり演じ分け、奮闘していた。
そして何といってもはまり役はデスレコードの女社長を演じた松雪泰子だと思う。
原作のコミックスのキャラクターよりかっこよかった。
美人だから余計に迫力があって、メタル魂バリバリの姐さんで、さすがに演技も上手いし惚れ惚れしてしまう。

根岸青年の故郷のシーンで出てくる母親役の宮崎美子も、言葉少ないけれど息子の心を誰よりも理解している暖かいおかあさん・・・とてもいい味を出していたし、DMCのファン(信者?)などの配役も面白かった。
が、が、何よりも驚いたのはキッスのジーン・シモンズがメタルの大御所「ジャック・イル・ダーク」役で出演していたことだ。
DMC(デトロイト・メタル・シティ)のタイトルは多分キッスの曲「デトロイト・ロック・シティ」からとったものだろうから、やはりジャック・イル・ダークをやるとしたらジーン・シモンズ以外ありえないであろう。
だけど、よく出演してくれたなぁ・・・彼はこのコミックスを読んだんだろうか・・・と、色々想像を膨らませながら見ていたのだが、後で調べたらシネマトゥディのサイトでそのことについて書かれた記事を発見。
映画のプロデューサーがダメ元で出演をオファーしたら、『予想に反して出演を快諾してくれた』という。
さらに『ジーン・シモンズは原作コミックも読んだらしく『すぐに原作を読んだけど、サイコーだね」とかなりお気に入りの様子。』だとか。
さすがジョークの解るジーン!

だけどこれからご覧になる方は、映画もそしてコミックスはさらに、かなりお下品でシモネタも満載なのでご注意ください。


 


2008/8/27
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