GUNS N' ROSES Live at Paris June,6 1992

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ライブは、It's So Easy で始まる。
かなり大きな、スタジアム…だろうか。
"Mr.Brownstone"、"Live and Let Die"と続いて、聴衆がすっかり盛り上がった会場の様子ををバックに、テロップが出た。

HIPPODROME OF PARIS VINCENNES FRANCE。

それにしても、とにかく画質が酷い。ダビングを繰り返したものなのだろう。

レニーさんも若い

 5曲目、"Bad Obsession"が終わると、AXLが右側からバックステージに引っ込んでいく。
しばらく聴衆がざわついているところに、Slashの紹介で入れ違いに出て来たのはLenny Kravitzだった。
和やかな雰囲気の中、レニーのファーストアルバムの曲、"Always on the Run"を、AXL以外のGUNSのメンバー+レニーで演奏。
なんだかみんなカゴを出た鳥のようにのびのびして見えるのは気のせいだろうか。
AXLは何でこの演奏に参加しなかったのだろう。

 ↓写真は左から
★Duff Lenny Slash      ★DuffとLenny        ★SlashとLenny
                      
 だけど、このメンバー、とてもしっくり来るな。
なごやかに演奏が終わり観衆が惜しむ中、レニーが引っ込むと同時に再び登場するAXL。
すれ違いざまに、ほんの一瞬axlがレニーに微笑みかけた。
そしてご機嫌そうに、"Double Talkin' Jive"が始まりそのまま数曲突っ走ってから、次はAXLのピアノソロ。
ディジー・リードという立派なキーボード奏者がいるのに、またまたこのソロでナルシストぶりを見せつけてくれるAXL。
そして、いつもどおりソロから"Novemver Rain"へ突入。
この曲の最後には、Slashのかっこいいギターのリフがある。
その直前、彼はAXLのピアノに駆け寄り、その上に座った。(←写真)
こんな2ショット、もう二度と観られないのだろうな。
そう思ったら、いきなり悲しくなる。

Slashのギター、続いてAXLがピアノと共に、
♪Don't ya think that you need somebody…♪と続く。
♪You're not the only one. You're not the only one.♪バックコーラスの綺麗なお姉さんがセクシーに踊りながら声を張り上げる。
 
 "November…"からMatt Sorumのドラムソロに続き、そしてSlashのギターソロへ。
いつもの"Godfather's theme"に流れていく。
ああ、そういえばマーロンブランド、亡くなったんだっけ。
一度悲しくなると、失われたもの何もかもがやたらに切ない。
 そしてまた数曲の後、"Knockin' on Heaven's Door"でライブはいったん最後の曲となる。
♪Knock knock, knockin' on heavens door…♪の大合唱で、興奮が最高潮に達した中、メンバーはバックステージに引っ込んでいく。
アンコールに応えて再び登場したアクセルが、それはそれは嬉しそうに自慢げに紹介したのは、
Steven Tyler と Joe Perryだった。
あれ、あれ、このビデオ、そんな場面があったのだっけ。
あわててビデオのケースを見ると、確かに名前が。
この最重要とも言えるべき箇所が、すっかり記憶から抜け落ちているのは何故なのだろう。


 始まったのは、"Mama Kin"
JoeとSlashの2ショットは、なんだか兄弟みたいだ。
Slashも充分かっこいいが、Joeが隣に来ると、少年のように可愛く見えてくるから不思議。



 
 AXLもまた、Steven Tylerのカリスマ性の凄さに、一歩引いて親分を立てている気配。
あのAXLにこんな意外な姿が…。
こんなおりこうさんなAXLも好き…!!
Steven Tylerの存在感はもはやただ者じゃなくて、そのステージパフォーマンスの隙の無さ完璧さはもう、人間離れしている。

曲は"Mama Kin"に続いて、"Train Kept a Rollin'"。
このスタンダードナンバーを楽しくてたまらない様子で演奏する彼等。
 曲が終わって、AXLはまずStevenと、そして次はJoeと握手し抱き合う。
他ののメンバーも次々に肩をたたき合い、握手し、抱き合い、そしてStevenとJoeは歓声の中ステージを降りていった。

↓このSteven Tyler の可愛い表情!!           ↓Joeと抱き合うAXL。
    

 この後またGUNSのメンバーだけになり"Don't Cry"を演奏。
そしてホントのラストは再び大盛り上がりとなった"Paradise City"だった。

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 このライブの一時をこの場で共有出来た人々は羨ましいな。
失った時は二度と戻らないから、だからこんなに尊く感じられるのだろうけど、でもこのメンバーが再び同じステージに集まることがないと思うとやはり、残念でならない。
そして、バンドがバンドとして存続していくためには、ただ単に音楽的傾向が同じだとか、やりたいことが同じだとか、お互いの才能を認め合ってるとか、そういうことだけじゃなくて、やり続けていくための何か…努力も含めてその何かが必要なのだとあらためて思う。
それが何なのかは、精魂込めて2曲を演奏しきりステージを降りていったAerosmithの2人が、一番良く知っているはずだ。

なにはともあれ、ブラボー、Guns n' Roses !! Aerosmith!! Lenny Kravitz!!

2004/7/4

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