ダンス・レボリューション
HONEY
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監督 :ビリー・ウッドラフ
製作 :アンドレ・ハーレル
    マーク・E・プラット
音楽 :マーヴィン・ウォーレン
出演 :ジェシカ・アルバ
   メキー・ファイファー
   リル・ロミオ
   デヴィッド・モスコー
   ジョイ・ブライアント    
      ミッシー・エリオット    ザカリー・イザイア・ウィリアムズ     アンソニー・シャーウッド
(2003 アメリカ)

 最初から最後までもう、ジェシカ・アルバのキュートな魅力満載なのだが、実はこの映画もともとはアリーヤが主人公を演じるはずだったようだ。
おそらく彼女の急死によってジェシカ・アルバがヒロインに抜擢されたのだろうが、アリーヤだったらまったく違ったイメージのものになっただろう。
それはそれで見てみたかった気がする。
 とても楽しいストーリーなのだが、残念ながら日本では劇場未公開。

 原題にもなっている主人公ハニーは、レコード店とクラブのバーテンを掛け持ちしてバイトしながら、ヒップホップダンサーを目指している。
ちょっと『フラッシュダンス』を思い出させるところもあるのだが、大きく違うのは準主役として子ども達が活躍する点だ。
リル・ロミオとザカリー・イザイア・ウィリアムズが演じる兄弟がすごく可愛いくて、彼等のダンスも見応えがある。
可愛いと言っても、リル・ロミオはシーンによってすごく子どもっぽかったり大人に見えたりすると思っていたら、この年代の男の子の成長はものすごいので撮影中に身長は伸びる、声変わりはする…だったそうで、いまではすっかり大人のワカモノになっているみたいだ。

ヒロインが夢を追いかけ、青春のさまざまな悩みや挫折や矛盾を乗り越えてつかむサクセスストーリーは爽快だ。
途中、嫌なヤツが出て来て汚い策略でつぶしにかかったりするのだが、決して屈することなく自分の理想に妥協せず突き進んでいく主人公は、ちょっとかっこよすぎるくらい。
そこに、逆境の中で懸命に頑張ろうとする子ども達との出会いとか、友情とか、またダンスを通して彼等の夢が折り重なって成功をつかむまでがダンスミュージックを背景に描かれる。
最後は、健気な子ども達の姿とハニーの頑張りにちょっと泣けてしまったりする。

邦題が"ダンスレボリューション"なんて安易なタイトルじゃなかったら、変な先入観を持たずに見られたのに…それはちょっと残念。

 
(2006/8/3)
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