スイスアーミーマン
http://sam-movie.jp/
監督: ダニエル・シャイナート ダニエル・クワン
脚本: ダニエル・シャイナート ダニエル・クワン
音楽: アンディ・ハル    ロバート・マクダウェル
出演: ポール・ダノ(ハンク)  ダニエル・ラドクリフ(メニー)
     メアリー・エリザベス・ウィンステッド(サラ)

 これは賛否の別れる映画だろうけれど、私が一番強く感じたのは、ダニエル・ラドクリフがよくぞここまで思い切ったな・・・ということだ。
まあ、えげつないと言えばかなりえげつないし、内容があるのかと言えば有るようでないようで・・そこも意見の別れるところだと思う。
けれど、ラストシーンでは確かに胸が一杯になった。
大笑いしながら、どこか切なかったし、心が暖かくなった。
死体のメニーがこの先幸せであれ・・と願わずにいられなかった。

あの「ハリーポッター」で知らない人がいない程のスターになり、 
ダニエル・ラドクリフ=ハリー、ハリー=ダニエル・ラドクリフ・・・という定着ぶりは、「フーテンの寅さん」における渥美清以上である。
もしかして彼は、その張り付いたイメージを思い切り払拭したかったのか。
それでこの作品に出演したのであれば、そこは大喝采を贈りたいと思った。
そして、見事に成功していると思う。
もうこれで私の中でハリーとラドクリフはイコールではなくなった。
彼はどんな役もこなせる俳優であるし、これからどんな作品に出て、どんなキャラクターを演じていくのか、とても楽しみである。
2017/8
[movie top]
inserted by FC2 system