監督: ダニエル・シャイナート ダニエル・クワン
脚本: ダニエル・シャイナート ダニエル・クワン 音楽: アンディ・ハル ロバート・マクダウェル 出演: ポール・ダノ(ハンク) ダニエル・ラドクリフ(メニー) メアリー・エリザベス・ウィンステッド(サラ) これは賛否の別れる映画だろうけれど、私が一番強く感じたのは、ダニエル・ラドクリフがよくぞここまで思い切ったな・・・ということだ。
まあ、えげつないと言えばかなりえげつないし、内容があるのかと言えば有るようでないようで・・そこも意見の別れるところだと思う。 けれど、ラストシーンでは確かに胸が一杯になった。 大笑いしながら、どこか切なかったし、心が暖かくなった。 死体のメニーがこの先幸せであれ・・と願わずにいられなかった。 あの「ハリーポッター」で知らない人がいない程のスターになり、 ダニエル・ラドクリフ=ハリー、ハリー=ダニエル・ラドクリフ・・・という定着ぶりは、「フーテンの寅さん」における渥美清以上である。 もしかして彼は、その張り付いたイメージを思い切り払拭したかったのか。 それでこの作品に出演したのであれば、そこは大喝采を贈りたいと思った。 そして、見事に成功していると思う。 もうこれで私の中でハリーとラドクリフはイコールではなくなった。 彼はどんな役もこなせる俳優であるし、これからどんな作品に出て、どんなキャラクターを演じていくのか、とても楽しみである。 [movie top] |